私が考える、実現したい老人ホームのかたち

人生に寄り添う

「どう生きたいか」を問わずに支援するのではなく、その人が“どう生きたいのか”を感じ取り、人生に寄り添うこと。それが、私が目指す看護と介護のかたちであり、ウェルディ呉駅前が実現したいホームの姿です。私たちは、入居されるご本人様だけでなく、支えるご家族の想いにも耳を傾けながら、共にその人らしい暮らしを築くことを大切にしていきたいと思います。利用者様一人ひとりの背景や価値観は異なります。だからこそ、まずは「聞くこと」に時間をかけます。何を大切にしてきたのか、これからどう在りたいか、どう支えたいか、、、その声に真摯に向き合うことが、より良い暮らしの出発点であると、私は考えています。

大切にしている価値観

自分自身が入居したいと思える施設

私が最も大切にしているのは、「すべての人が幸せであること」です。利用者様、ご家族、介護職員、看護職員、事務職員――関わるすべての人が互いに尊重しあい、心から安心して過ごせる空間をつくること。それが、ウェルディの運営理念であり、私自身の価値観でもあります。働く人の環境が良ければ、職員は大いに活躍できます。職員が活躍する施設には、自然と利用者様の笑顔があふれます。私は施設長として、この“最高の循環”を止めないように支え、見守ることが役割だと考えています。自分自身が「入居したい」と思える施設であること。それが、私のつくりたい、全職員で創っていきたい老人ホームのかたちです。

ロゴに込めた想い――それは、私たちの姿勢そのものです。

エンパワーメント

ウェルディのロゴマークは、私たちの看護と介護に対する姿勢と哲学を象徴しています。「W」は、Well-being(良好な状態)とWelfare(福祉)の頭文字であり利用者様を表しています。中央のオレンジ色は、家族・医療職・地域の方々など、利用者様を支えるすべての人を表しています。

そして、Wの一画目の最も太い線――それは、「支えられている」部分ではありません。利用者様が本来持っている力を引き出す=エンパワーメントを意味しています。

ウェルディ

寄り添う介護とは

介護が“介助”や“効率”に偏りすぎると、本来その方が持っていた力さえも、知らず知らずのうちに奪ってしまうことがあります。たとえば、食事の場面。職員がスプーンでテンポよく口に運ぶことは、効率的かもしれません。しかし、それが「自分で食べる力」を徐々に失わせてしまうこともあるのです。ウェルディでは、必要なときにはしっかりと支え、可能な限りは“その方自身の力”に委ねる。そうした寄り添う介護を何よりも大切にしています。私たちの介護は、「してあげること」ではなく、「その人らしさ」を最大限に引き出すこと。それが、ウェルディの目指すケアでありたいと思っています。

理想で終わらせない 寄り添う看護・介護の実践

歩みを止めない

「寄り添う看護と介護」を、理想では終わらせたくない。「寄り添う看護と介護なんて、現実には難しい」ということは重々承知しています。一方で、食事・入浴・排泄といった日々のタスクに追われ、本当にやりたい看護・介護ができていない。そう感じている職員が少なくないのも、事実です。だからこそ、ウェルディ呉駅前は“理想を現実に変える環境”を整えました。最先端の見守りシステムや音声入力などのIoT技術で職員の負担を軽減し、「学びたい」と思ったときに応える研修制度・充実した福利厚生によって安心して働ける職場環境を現実のものとし、風通しの良いチームづくりで職種を超えた信頼と連携を培う。機械に任せられることは、迷わず任せる。だからこそ、職員は“人にしかできないケア”に集中できます。タスクをこなす毎日ではなく、利用様、職員同士ともに対話し、心を通わせる時間をつくること。それが、ウェルディの目指す働き方です。このような考えに賛同してくださる仲間を求めています。

すこしでも気になる、話を聞いてみたいと思えば、お気軽に「カジュアル面談」でおしゃべりしにきてください。ぜひ、一緒に明日の介護業界を創りにいきましょう!私たちは、ここで立ち止まりません。チャレンジし続ける気持ちを胸に、新しい仲間と共に、これからも前に進みます。

住宅型有料老人ホームウェルディ呉駅前 
施設長 髙 義尚(たか よしひさ)